なかなか寝つけない、朝スッキリ起きられない、といった悩みがある人は今使っている枕があっていないかもしれません。高級枕なら、正しい寝姿勢をキープすることにこだわった形状や、通気性・耐久性に優れた素材のものが豊富です。とはいえ、ブレインスリーブ・テンピュール・マニフレックスといったメーカーもさまざまでどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
今回はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の高級枕を比較して、最もおすすめの枕を決定します。
果たしてどの商品が筆者が選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?枕の選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
枕の価格は大きく分けると3つの価格帯に分類できます。最も安くて1,000~5,000円、中間の価格帯で5,000~1万円以内、高級ラインの価格は1万~3万円程度が目安です。
高級枕は普通の枕と比べると、素材や形状にこだわったものが多いのが特徴でしょう。正しい寝姿勢をキープしやすかったり、熱がこもりにくかったりと快適な睡眠環境を整え、心地よい眠りをサポートしてくれる可能性が高まります。
高級枕の選び方
高級枕を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
①正しい寝姿勢が維持できる高さを基準にしよう
枕を選ぶうえで最も大切なのが高さです。枕が低すぎる・高すぎると寝姿勢が崩れたり、寝返りの妨げになったりしてしまいます。ここでは高さ選びで失敗するリスクを減らすための方法についてご紹介しますので、参考にしてくださいね。
理想的な寝姿勢とは、上記のように立ち姿勢のときの背骨のS字ラインが保たれている状態のことをいいます。また、枕に頭を置いたときの顔の傾斜が5度になっているのも理想的な寝姿勢です。
適切な高さは体格によって異なる。セルフチェックで自分にぴったりの高さを選ぼう
枕の適切な高さは体格や寝姿勢によって異なります。枕とマットレスや敷布団との相性もあるので、セルフチェックを行う際は、枕とセットで使うマットレスや敷布団の上で行うようにしましょう。
はじめに、バスタオルを枕のように折りたたみ、頭の下に入れて寝ている姿勢をとってください。このとき、以下2つの状態になるようバスタオルの高さ調節をしましょう。- 立ち姿のままの状態で背骨のS字ラインが維持でき、耳・肩・腰・ひざ・くるぶしが一直線に並んでいる
- 顔の傾斜が5度になっている
高さ調節可能な枕なら、高さ選びの失敗リスクを軽減できる
高級枕のなかには高さ調節が可能な枕もあります。体格に合わせて適切な高さに調整できるため、高さ選びの失敗リスクを軽減できますよ。高さ調整シートが複数枚内蔵で、何段階かに調整できるものを選ぶのがおすすめです。
②寝返りがしやすい幅・形状をチェック!
大人用なら横幅60cm以上、頭3つ分が収まる幅を選ぼう
人は寝ている間に20~30回の寝返りをすることも。寝返りには、睡眠中に体の同じ部位が圧迫され続けるのを防ぎ、血液循環の滞りを軽減し、体への負担を和らげるはたらきがあります。(参照:厚生労働省)
幅が狭すぎる枕を使用していると、頭が枕から落ちてしまい、寝返りの妨げになる場合も。仰向け・横向き寝を想定して、枕の横幅は頭3つ分が収まる大きさのものを選びましょう。枕の基本サイズである63×43cmは、成人の頭3つ分が収まる大きさなので、サイズ選びの目安にしてくださいね。
フラットな形状のものが寝返りしやすい
寝返りしやすい枕の形状は、フラットなもの。凸凹したつくりのものと比べて頭が固定されないため、寝返りがスムーズです。
凸凹した形状の枕は、仰向けで寝たときの安定感や、仰向け時と横向きで寝たときに枕の高さがフィットしやすいという利点があります。しかし、枕の中央と両サイドの高低差が極端だと頭が固定されやすく、寝返りを妨げる可能性があるので注意が必要です。
③熱のこもりにくい枕で心地よい眠りを。感触・耐久性もあわせて確認を
枕に使用される素材には、そば殻・パイプ・わた・羽根・極小ビーズ・高反発ファイバーなど種類がさまざま。それぞれ特徴が異なるため、重視したいポイントに合った素材を選びましょう。
熱がこもりにくいのはパイプ・高反発ファイバー・そば殻。感触はお好みで
寝るときに頭部を涼しく保つと頭がリラックス状態に入り、寝つきがよくなるとされています。熱がこもりにくい素材を選ぶのも大事なポイントです。
枕にはさまざまな種類の素材が使われていますが、パイプ・高反発ファイバー・そば殻は熱がこもりにくいといえます。
また、好みの感触かどうかも確認しておきましょう。パイプ・高反発ファイバー・そば殻が硬いと感じる場合は羽根や羽毛の枕を選ぶことをおすすめします。
お手入れ方法や耐久性は?素材ごとの買い替えのタイミングもチェック
素材にもよりますが、寿命は1~5年程度。体重や体格の変化によっても合う枕は変わってくるので、2年を目途に枕を見直すのがおすすめです。
素材の寿命が長い傾向にあるのが、低反発ウレタン・高反発ウレタン・ポリエチレンパイプです。長く使える枕をお探しならチェックしておきましょう。
また、顔が直接触れる枕は、衛生的に使えるものがよいですよね。ポリエチレンパイプ・ポリエステルわた・高反発ファイバーのものは丸洗い可能なものが多いですよ。
頭皮は、皮脂腺が全身で最も多く、Tゾーンの2倍以上ともいわれています。水洗い可能な素材や枕カバーを使用して清潔にしましょう。
洗えない枕には、枕プロテクターもおすすめです。枕プロテクターは、使い方も見た目も通常の枕カバーと変わりません。しかし、防水加工がされているため寝汗や皮脂の汚れ、ダニを枕の内部に通さないので、洗えない枕を汚れから守るのに有効です。
とはいえ、防水膜が厚すぎたりすると通気性が悪くなったり、熱がこもりやすくなったりするので、生地や防水膜が薄いものを選ぶのがポイントです。
1位:太陽ヒツジのいらない枕
女性や細身の男性にフィットしやすく、熱もこもりにくい
太陽の「ヒツジのいらない枕」は、中素材のTPEに消臭効果のある活性炭が練り込まれています。また、三角格子構造も特徴のひとつ。
女性や細身の男性など、比較的体重の軽い人の場合は仰向け・横向きでの体とのフィット感が高い傾向に。しかし、しっかりした体格の人にはやわらかすぎて安定感に欠けました。耳への圧迫感は気にならず、呼吸のしやすさも高評価です。
熱のこもりにくさの検証では、5分後・10分後・15分後の枕表面の平均温度が32.5℃と開始時の35.5℃から3.0℃下がり、熱がこもりにくい枕といえます。また、弾力のある質感によって枕の上で頭を転がしやすく、寝返りのしやすさも高評価でした。
サイズ | 52×34×8~10cm |
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重量 | 3500g |
種類 | 波型 |
反発力 | 不明 |
硬さ | 柔らかめ |
頭を置いたときの高さ(実測値) | 4.6cm |
耳ポケット. | 不明 |
保証あり(公式サイト購入時) | 不明 |
耳ポケットあり | 不明 |
首・肩こり防止 | 不明 |
高さ調整可能 | |
高さ調整可能. | ◯ |
中素材 | TPE(熱可塑性エラストマー) |
枕カバーつき | |
枕本体の洗濯可能 | (手洗い) |
抗菌加工. | 不明 |
抗菌加工 | 不明 |
制菌加工 | |
防臭加工. | ニオイを閉じ込めて吸着 |
防臭加工 | |
滑り止めつき |
2位:ディーブレスTechnogel | アナトミックカーブピロー
頭の形に合わせて寝返りをサポート!柔らかく圧迫感も少ない
テクノジェル「アナトミックカーブピロー」は、日本人の体型に合いやすい独自の設計で、首や肩の負担をやわらげると謳っている商品です。表面にウレタンジェルを使用しており、ひんやりとした質感も魅力。
横幅が大きいうえ、ウレタンジェルが頭の形に合わせて反発するため、寝返りはしやすい結果に。また、耳の圧迫感の検証では、「素材が柔らかいので、横向きに寝ても心地よい」という声が多く挙がり高評価を得ました。
さらに仰向けで寝た際も、首・肩の隙間がしっかりと埋められ、体格を選ばず寝姿勢がサポートされて心地よい寝心地に。横向きで寝た場合に、肩幅が広い人だと低く感じてしまう可能性はありますが、比較的さまざまな体型の人にフィットしやすいでしょう。
理想的な寝姿勢のサポートに長けるので、呼吸もしやすいといえます。睡眠時でも熱はこもらず、寝苦しくなることは少ない印象。寝ている間に何度も寝返りをしてしまう人には一度試してほしい商品です。
この商品はリニューアルされているため、商品画像と一部デザインが異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。
サイズ | 66×40×9cm |
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重量 | 不明 |
種類 | 立体構造型 |
反発力 | 不明 |
硬さ | 柔らかめ |
頭を置いたときの高さ(実測値) | 3.3cm |
耳ポケット. | 不明 |
保証あり(公式サイト購入時) | |
耳ポケットあり | 不明 |
首・肩こり防止 | 不明 |
高さ調整可能 | 不明 |
高さ調整可能. | 不明 |
中素材 | ウレタンフォーム、ウレタンジェル |
枕カバーつき | |
枕本体の洗濯可能 | 不明 |
抗菌加工. | 不明 |
抗菌加工 | 不明 |
制菌加工 | 不明 |
防臭加工. | 不明 |
防臭加工 | 不明 |
滑り止めつき | 不明 |
3位:タナカふとんサービスみんまくグラン プレミアム
出典:じぶんまくら公式サイト
ばずフィットしやすく、呼吸もしやすい!
タナカふとんサービスの「みんまくグランプレミアム」は洗濯機で丸洗い可能なうえ、抗菌・消臭・抗アレルゲン加工が施されていて、衛生的に使用できる商品です。また、部位によって中素材の硬さが異なり、体への負担の軽減が期待できます。
細かい高さ調節が可能なため、仰向け・横向きともにフィット感で高評価を得ました。また、理想的な寝姿勢をサポートするので、とても呼吸がしやすいという結果に。表面のニット地は肌触りがよく、耳への圧迫感も少ないため、心地よい横向き寝ができるでしょう。
一方で、やや熱がこもりやすく寝苦しいと感じる可能性があるのは難点。また、両サイドが盛り上がった形状のため、寝返りを打つ際やや力が必要な印象でした。
どんな人にでも合わせやすくフィットするので、睡眠時の呼吸のしやすさを求める人はこの枕をためしてみるとよいですよ。
サイズ | 幅43×奥行70×高さ15cm |
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重量 | やわらかめ:約1.85kg |
種類 | 立体構造型 |
反発力 | |
硬さ | 柔らかめ |
頭を置いたときの高さ(実測値) | 後頭部:約4cm/頸椎部:約6cm |
耳ポケット. | 不明 |
保証あり(公式サイト購入時) | 不明 |
耳ポケットあり | 不明 |
首・肩こり防止 | |
高さ調整可能 | |
高さ調整可能. | ◯ |
中素材 | ポリエチレンパイプ、ポリオレフィン系複合樹脂 |
枕カバーつき | |
枕本体の洗濯可能 | |
抗菌加工. | ◯ |
抗菌加工 | |
制菌加工 | |
防臭加工. | ◯ |
防臭加工 | |
滑り止めつき | × |
4位:西川エアー4D ピロー
出典:西川公式サイト
正しい寝姿勢を維持し呼吸が楽に!2種の高さ調整シートが強み
西川の「エアー4D ピロー(高)」には、枕内部の温度上昇を抑えるゲルが内蔵されているのが特徴です。また、両サイドに高さがあり、仰向けだけでなく横向きにもフィットするよう工夫されています。
全体用高さ調節シートと4分割ウレタンシートが備わっており、使う人の体格に合わせて細かく高さ調節が可能です。今回の検証では、男女6名のモニター全員が仰向け・横向きである程度きれいな寝姿勢をキープできました。
枕表面の網目状のウレタンシートの凹凸によって、フィット感が得られるのも強みです。さらに、適度な反発力があるため枕の上で頭を転がしやすく、寝返りのしやすさも高評価でした。耳への圧迫感も問題なく、熱のこもりにくさはまずまずの評価です。
正しい寝姿勢をキープすることで呼吸も楽にできたので、睡眠時の呼吸のしやすさを重視する人の第一候補となる商品です。
サイズ | 63×38×13cm |
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重量 | 1700g |
種類 | くぼみ型 |
反発力 | 不明 |
硬さ | 柔らかめ |
頭を置いたときの高さ(実測値) | 不明 |
耳ポケット. | 不明 |
保証あり(公式サイト購入時) | (1年) |
耳ポケットあり | 不明 |
首・肩こり防止 | |
高さ調整可能 | (全体用高さ調整シート1枚,4分割ウレタンシートシート1枚) |
高さ調整可能. | ◯(全体用高さ調整シート1枚,4分割ウレタンシートシート1枚) |
中素材 | ウレタンフォーム、ゲル |
枕カバーつき | |
枕本体の洗濯可能 | 不明 |
抗菌加工. | 不明 |
抗菌加工 | 不明 |
制菌加工 | 不明 |
防臭加工. | 不明 |
防臭加工 | 不明 |
滑り止めつき | 不明 |
5位:エアウィーブピロー スタンダード
出典:エアウィーヴ公式サイト
水洗いできて衛生的。適度な反発感で寝返りが楽に打てる
リングコアと複数枚のシートコアを組み合わせて使用する、エアウィーブの「エアウィーヴ ピロー スタンダード」。仰向け・横向き寝でも理想的な頭の高さをキープできるよう、枕の中央部分に比べて両サイドが硬いつくりになっているのが特徴です。
横向きでの体とのフィット感の検証では、どのモニターもある程度きれいな寝姿勢をキープでき、高評価を得ました。内部に長方形のシートコアが1枚、U字型のコア1枚が内蔵されているため、モニターごとに高さ調整できるのが強みです。
正しい寝姿勢を維持しやすいため、呼吸のしやすさも高評価に。熱のこもりにくさもまずまずでした。しかし、やや硬めの感触で、耳への圧迫感を感じたのは惜しい点。とはいえ、中素材のファイバーが水洗いできるので、衛生面が気になる人におすすめの商品です。
サイズ | 40×56×7~11cm |
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重量 | 1000g |
種類 | 標準型 |
反発力 | 高反発 |
硬さ | 不明 |
頭を置いたときの高さ(実測値) | 4.4cm |
耳ポケット. | 不明 |
保証あり(公式サイト購入時) | (1年) |
耳ポケットあり | 不明 |
首・肩こり防止 | |
高さ調整可能 | (シートコアの取出し) |
高さ調整可能. | ◯(シートコアの取出し) |
中素材 | ファイバー(ポリエチレン) |
枕カバーつき | |
枕本体の洗濯可能 | |
抗菌加工. | 不明 |
抗菌加工 | 不明 |
制菌加工 | |
防臭加工. | 不明 |
防臭加工 | 不明 |
滑り止めつき | 不明 |