ストックフォトとは写真や動画など、Webや印刷物に利用できるメディア素材を管理・販売しているサイトのことです。
今はライセンス管理が重要となっているので商用利用する画像は有料素材を利用するのが当たり前となりました。
今回は中でもおすすめのストックフォトサービスをご紹介します。
ストックフォトを選ぶポイント3つ
ストックフォトを選ぶ際に重視するのは下記の3つ。
- 価格
- コンテンツの品質
- サービスの利便性
価格の安さ(月額料金で選ぶ)
サブスクなのでコスパの良さは非常に重要。素材は多く利用することになるため、1枚あたりの価格は安ければ安いほどいいですよね。
単品購入よりも定額購入のほうが割安になります。
コンテンツの品質(画像や動画のクオリティ)
コンテンツの品質も重要。わざわざお金を出して購入するのに質の悪い画像だったら残念ですからね。
高品質な素材を取り扱っているサイトのみ厳選して紹介します。
サービスの利便性
ストックフォトは単純に素材を購入するだけではありません。下記のようなサービスの利便性も評価しています。
- 検索のしやすさ
- 素材データの使いやすさ
- 付与サービスの付加価値
ストックフォトおすすめランキング
ストックフォトおすすめランキング、1位から発表!
1位 PIXTA
2位は国内最大手のPIXTA
こちらもとても良いサービスで、Adobe Stockにはない魅力が一つあります。
PIXTAのメリット
- 日本人の画像が豊富
- 未使用素材の繰越が可能
こちらもAdobe Stock同様繰越が可能です。
Adobe Stockは外国人の写真が多いため、日本人の被写体をメインで使用したい場合にはPIXTAを選びましょう。
PIXTA 単品購入の料金
単品購入は必要な時に必要な分だけを購入できます。
単品購入は定額制プランと比べてコスパが悪いんですが、下記のコンテンツを購入することが可能です。
- 動画素材
- 音楽素材
- ブランド素材
写真・イラスト素材の料金
サイズ | 料金 | 主な利用用途 |
---|---|---|
S | 550円 | Web用 |
M | 1,980円 | はがき用 |
L | 3,630円 | 印刷用 A4 |
XL | 5,500円 | 印刷用 A3以上 |
ベクター | 3,850円 | ベクター素材 |
写真・イラスト素材の単品購入は割高すぎるのでおすすめしません。
後述する定額制プランを利用するのがおすすめです。
動画素材の料金
サイズ | 料金 |
---|---|
Web(S) | 1,650円 |
Web(L) | 2,750円 |
NTSC/PAL | 5,500円 |
HD720 | 7,700円 |
HD1080 | 9,900円 |
4K | 19,800円 |
動画素材は単純に解像度が上がれば料金も上がります。
ただ、動画に関してはAdobe Stockの方が安く購入することが可能です。
音楽素材の料金
素材種類 | 料金 |
---|---|
歌 | 3,300円~ |
BGM | 1,100円~ |
効果音・音声ボイス | 550円 |
効果音やBGMだけでなく、音声の入った歌も購入することも可能。
単品購入の特徴
PIXTAの単品購入プランの特徴は以下の3つ- 有効期限なし
- 必要な分だけ購入可能
- 動画、音楽、ブランド素材が購入可能
\プロ向け高品質な写真素材/
PIXTA 定額制プランの料金
毎月料金の発生する定額制プランです。
定額制プランには2種類あり、月々更新プランと年間更新プランがあります。
月々更新プランの料金
月々更新プランは年間更新プランと比べるとかなり割高になりますが、好きなタイミングでの解約が可能です。- 年間更新プランよりも料金が高い
- いつでも解約が可能
画像(月) | 料金(月額) |
---|---|
3 | 1,980円 |
10 | 9,900円 |
100 | 24,970円 |
350 | 59,400円 |
750 | 69,300円 |
年間更新プランの料金
年間更新プランは割安になりますが1年毎の契約となり、途中で解約はできません。- 1点あたりの料金が安い
- 途中解約はできない
画像(月) | 料金(月額) |
---|---|
3 | 3,630円 |
10 | 6,380円 |
100 | 16,500円 |
350 | 24,970円 |
750 | 29,480円 |
年間更新プランの違約金は?
年間更新プランでは解約ができないため、違約金はありません。もし解約したとしても払い戻しがなく年間料を支払う必要があります。
詳しくはPIXTA利用規約をご確認ください。
年間更新プランの料金はどのくらいお得?
月々更新プランを年間更新プランにしたら1年でどれだけお得かを比較しました。画像点数 | 月プラン | 年プラン | 差額 |
---|---|---|---|
3点 | 1,980円 | 3,630円 | 1,650円 |
10点 | 9,900円 | 6,380円 | 3,520円 |
100点 | 24,970円 | 16,500円 | 8,470円 |
350点 | 59,400円 | 24,970円 | 34,430円 |
750点 | 69,300円 | 29,480円 | 39,820円 |
- 月10点・100点プラン:4か月分お得
- 月350点・750点プラン:7か月分お得
定額制プランで利用できないもの
定額制プランで利用できるものと出来ないものは下記のとおり。素材種類 | 利用可否 |
---|---|
写真 | 可能 |
イラスト | 可能 |
ベクター | 可能 |
動画 | 不可 |
音楽 | 不可 |
ブランド | 不可 |
注意してほしいのは定額プランでは「動画」と「音楽」と「ブランド」の3つの素材はDL出来ないという点です。
もし動画や音楽、ブランドの素材を利用したい場合は単品購入する必要があります。
\膨大な数の高品質素材/
定額制プランのメリット
もし動画と音楽とブランドの素材を利用しないなら定額プランを選びましょう。
定額制のメリットは以下の3つ。
- サイズを気にする必要がない
- 価格が安い
- 繰越できる
サイズを気にする必要がない
単品購入の場合はサイズが大きくなるほど値段が上がりますが定額制プランなら関係なし。同じ価格ですべてのサイズの写真・イラスト素材がダウンロードできます。
XLサイズの写真でも値段気にする必要はありません。
繰越できる
定額制プランなら繰越することも可能。10枚の定額制プランに入っていたら、4月に5枚しか使わなかったとしても5月に15枚使うことができちゃいます。
これなら1か月で使い切れるか心配な人も安心ですね。
料金が安い
定額制プランに入っていたら買えば買うだけ1枚当たりのコスパが良くなります。
写真やイラストをたくさん使いたい人ほどお得。
単品購入と定額料金の比較
単品購入よりも定額料金のほうが安くなっています。Mサイズの素材を買う人が月々更新プランを使って購入したときと単品で購入したときを比較してみました。
使用点数 | 年間定額 | 月々定額 | 単品購入 |
---|---|---|---|
10 | 6,380円 | 9,900円 | 19,800円 |
100 | 16,500円 | 24,970円 | 198,000円 |
350 | 24,970円 | 59,400円 | 693,000円 |
単品で購入する場合、買えば買うほど損をすることになってしまいます。
PIXTAのお得な使い方
PIXTAをお得に使うために意識しておくポイントは下記の3つ
- 定額制プランを選ぶ
- 特殊素材のみ単品購入
- 画像のまとめ購入がお得
定額制プランを選ぼう
定額プランが圧倒的にコストパフォーマンスが良いので定額制プランをおすすめします。写真・イラスト素材の単品購入に関しては割高すぎるんでひと月だけ定額購入して自動更新を停止すればOK
自動更新はいつされるの?
何も手続きをしなかった場合は、契約期間終了日の3日前に次の期間の支払いが行われ契約が更新されるので気を付けましょう。自動更新を希望しない場合は、契約期間終了日の3日前までに、自動契約更新を停止する手続きを行えば問題なし。
月々プランは更新停止できますが年間プランは更新月しか更新停止できないので注意しましょう。
動画・音楽・ブランド素材は単品購入
動画・音楽・ブランド素材が必要な場合は定額制プランはないので単品購入。それぞれの用途に合った素材を買えばOK
画像の一括ダウンロードがお得
大容量プランにして1ヶ月にまとめてダウンロードしておくのもあり。10点プランは年間で120枚しかダウンロードできませんが、750点プランなら1ヶ月で750枚ダウンロードすることが可能なので安くたくさんの画像が手に入ります。
- 10点プラン(年間120枚):76,560円(年)
- 750点プラン:69,300円(月)
そのため一括ダウンロードしておいて後で使用するということも可能です。
使用する画像がまとめて決まっているなら解約可能な月々プランの大容量にして1月ですべてダウンロードしてしまいましょう。
PIXTAは無料で使える?
PIXTAは無料でも下記の2つのことができます。
- 無料素材の使用
- チラシデザインテンプレートの無料ダウンロード
無料素材が使用可能
PIXTAは期間限定で無料素材を提供しています。- 写真・イラスト素材:4枚
- 動画素材:4本
これらが毎週無料でダウンロードできちゃいます。
期間中にダウウンロードしておけばいつでも使えるので忘れずにダウンロードしておきましょう。チラシデザインテンプレートの無料ダウンロード
チラシデザインテンプレートを無料でダウンロードすることができます。その数なんと950点以上
チラシ・ポスター・DM(ポストカード)を作りたい人は是非試してみてください。
\日本人の画像が豊富/
無料素材が豊富なAdobe Stockもおすすめ
無料で提供される素材が大幅に増えたAdobe StockのほうがPIXTAよりも使いやすくなっています。
海外写真がメインなので日本人の無料写真ってのは少なめですが、それでも超高品質写真がたくさん無料でDLできるようになっているのでチェックしておいて損はないでしょう。
さらに有料の素材も1ヶ月分は無料で使えます。
2位:Adobe Stock
度々ブログでも紹介しているAdobe Stockが堂々の1位。
実際に私が継続利用したいと思ったものもAdobe Stockでした。
Adobe Stockのメリット
1位となった決め手は下記の3つのメリットです。- 価格が安い
- AdobeCCと相性抜群
- 未使用素材の繰越が可能
さらに無料で使える素材も豊富なのでアセット数を節約することも可能。生成AI「Firefly」も使用可能なクレジットが追加で付与されるのでお得!
3位 Shutterstock
3位は膨大な数の素材数を誇るShutterstock(シャッターストック)
デメリットもあり3位となりましたが、3位でも十分優秀なサービスです。
Shutterstockのメリット
- 素材数が多い
- 利用者数が多い
- 価格が安い
写真の繰越が出来ないのがちょっと残念ですが料金改定により価格は安くなりました。
番外編 Envato Elements
海外のサイトで、日本語対応していないのですがコスパという点では最強なので番外編として入賞。
Envato Elementsは写真や動画素材だけでなく多くのテンプレートなどがダウンロードし放題になるという定額のサブスクサービスになっています。
料金は16.5ドルで全素材ダウンロードし放題です。以下の記事にて英語での登録方法なども記載してあるので興味ある方はぜひお試しください。
ストックフォトの料金比較
ストックフォトは全て下記の3種類の料金プランがあります。
- 単体プラン(買い切り)
- 月々プラン(定額・解約OK)
- 年間プラン(定額・解約不可)
単体プラン(買い切り)の特徴
単体プランに関しては使用可能点数がバラバラの為、公平な料金比較はできませんので特徴を記載します。単体プランの特徴
3社共通するのはこの4点。- 動画など特殊素材を購入可能
- 解像度により単価が変わる
- 1枚単価が定額よりも高い
- 買い切りのため解約不要
とはいえ3社とも価格がめっちゃ高くなるのでおすすめしません。
単体プランを利用するよりは下記の解約可能な月々プランを利用して都度解約しましょう。
月々プランの特徴と料金比較
月々プランは定額の割引を享受しつつ、解約も可能という最も使い勝手の良いプランです。月々プランの特徴
- 解約や自動更新停止がいつでも可能
- 料金体系がシンプルでわかりやすい
- 単体プランよりもはるかに安い
月々プランの料金比較
同条件の350点パックと750点パックの比較ストックフォト比較 | 350点 | 750点 |
Adobe Stock | 24,980円 | 32,978円 |
Shutterstock | 22,000円 | 25,000円 |
PIXTA | 59,400円 | 69,300円 |
枚数の少ないプラン(3~50)ではそれぞれ点数が違うため、公平な比較はできませんが概ね似たような価格帯となっています。
それぞれ料金プランの体型が異なるため単純比較はできませんが、ざっくりと価格比較した場合Shutterstockが一番安くPIXTAが一番高くなっています。
Adobeも月々プランは割高な傾向があるので一月だけ利用したいという場合はShutterstockが一番安くなります。
年間プランの料金比較
年間プランは1年縛りがある代わりに単価がかなり安くなります。継続して利用する場合は確実にこちらがお得です。
年間プランで月々払いを選択した場合の料金は以下のとおりです。(一括払いだと更に安くなります)
年間プラン比較 | 10点 | 350点 | 750点 |
---|---|---|---|
3,828円 | 24,178円 | 27,478円 | |
3,500円 | 22,000円 | 25,000円 | |
6,380円 | 24,970円 | 29,480円 |
年間プランは1年に1度の解約月以外に解約すると違約金が発生しますので十分に注意してください。
ストックフォトの選び方まとめ
基本的にはおすすめランキングの通りですが、自分の利用シチュエーションによって選ぶべきストックフォトは変わってきます。
最後に利用シチュエーションごとのおすすめをご紹介します。
料金を安く済ませたい人
料金を安く済ませたい人は使用アセット数が無限のEnvato Elementsがおすすめ。短期間だけ使いたい場合はShutterstockの月々プランを選び、短期間で解約するのが良いでしょう。
ストックフォトでダウンロードした画像に有効期限はないため、750点プランにして1月で自動更新やめるのも一つの手です。
\最安で最多の素材がDL可能!/
日本人の画像が欲しい人
日本人の人物写真を大量に欲しい人はPIXTA一択です。Adobe StockとShutterstockにも日本人画像はありますが、PIXTAには及びません。
日本人の人物写真がたくさん欲しい場合はPIXTAを使いましょう。
\日本人の写真素材が豊富/
業務用として超大量に使いたい人
解約はせずに毎月たくさんの画像を安定して利用するっていう場合はShutterstockまたはEnvato Elementsがおすすめ。Shutterstockは画像数も多く、年間の大量プランにすれば最も安くなります。
Envato Elementsは日本語対応されていませんが、慣れれば問題ありません。大量に使いたいのなら試して見る価値ありです。
\大容量プランがお得/
\定額でダウンロードし放題/
AdobeCCを使っている人
PhotoshopやIllustratorなどのAdobeCCを利用している人におすすめなのがAdobe Stock私はAdobeCCを愛用しているので値段も安く利便性も高いAdobe Stockに乗り換えました。
アプリケーション上から簡単に開いたり、透かしの入ったサンプル写真としてプレビューすることも可能。
AdobeCCを安く購入する方法もありますので、今後AdobeCCを使う予定の人もAdobe Stockがおすすめ。
\イラレあるならAdobe Stockが最適!/