クリーニング屋を探しているものの、どのお店を利用したら良いのか分からないという方はいませんか?今回は、各種クリーニング店の特徴や使い分け方法、料金相場、おすすめのクリーニング店などを詳しく紹介します。クリーニング屋と言っても全国チェーン店や個人店、宅配クリーニングなどさまざまです。各店舗がどんな方に向いているのかも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クリーニング屋にはどんな種類がある?
ここでは、各クリーニング店の特徴を紹介します。冒頭でも紹介したように、クリーニング屋は大きく分けて3種類。都道府県内や全国展開をしているようなチェーン店、地元密着タイプの個人クリーニング店、宅配によってクリーニングした洋服などを届ける宅配クリーニング店です。どういった違いがあるのか見ていきましょう。
チェーン店
クリーニング屋のチェーン店とは、取次店があって、そこで集めた洋服などを大きな工場でクリーニングするタイプのお店のことです。クリーニングするための大きな機材が揃っているため、多くの洋服などをまとめてクリーニングすることができます。仕上がりが当日や翌日などの短期間である点が特徴です。個人クリーニング店
個人クリーニング店とは、個人で営業しており、自宅兼店舗のように取次場所とクリーニングする場所が同じケースを指します。個人で作業を行うため、クリーニングで使う機材も大容量というわけではありません。そのため、仕上がりまでに日数を要する可能性があります。宅配クリーニング店
宅配クリーニング店とは、インターネットを通じてクリーニングの注文を受け、宅配業者を介して洋服のやり取りを行うクリーニング店のことです。もともとの運営会社がクリーニング店をしており、宅配クリーニングビジネスに進出しているケースや、運営会社は別の業種で宅配クリーニング事業を行っているケースなどさまざま。もちろん、店舗を持たず宅配クリーニング店をメインに行っているクリーニング屋もあります。各店舗の使い分け方法とは?
各クリーニング屋の使い分け方法について見ていきましょう。「3種類あるとどのクリーニング屋を選べば良いのか分からない」や「自分はどのタイプのクリーニング屋が向いているのだろうか」とお悩みの方もいるはずです。各店舗のメリットやデメリットなども説明しますので、使い分ける際のヒントとして活用してください。
普段使いにおすすめのチェーン店
チェーン店の利用は、Yシャツやブラウスなどの会社で着る洋服や、普段着などを日常的にクリーニングしたい方におすすめです。チェーン店の場合は、まとめて大きな工場でクリーニングするため、他のクリーニング屋と比べると料金が抑えられています。また先ほど紹介したように、仕上がりまでの日数がさほどかかりません。急ぎで仕上げて欲しい洋服のクリーニングの際には最適です。ただ、まとめてクリーニングするため、染みがある際はあらかじめ伝えておかないと細かい部分のチェックができず、気になる染みが落ちていないという場合も。汚れがひどい場合は、事前にお店の方に伝えるか染み抜きに特化したクリーニング屋に依頼すると良いでしょう。
染み抜きなど技術を要する場合は個人店
個人店は、しっかり汚れを落として欲しい洋服がある方や仕上がりまでに時間がある方、染み抜きなど技術を要する汚れをクリーニングして欲しい方におすすめです。個人店はチェーン店と比べると、クリーニングする洋服の量が少なく、機材も大きくないため1回でクリーニングする量が限られます。そのため、洋服1枚1枚を丁寧にチェックすることができ、特殊な染み抜きなどの技術を要する個人店も。ただその反面、料金相場が高めだったり仕上がりに時間がかかったりするデメリットがあります。
忙しい人には宅配クリーニングがおすすめ
クリーニング屋まで洋服を持っていく、仕上がった洋服を取りに行くという時間さえない忙しい方や、まとめてクリーニングに出したいと思っている方には、宅配クリーニング店がおすすめです。宅配クリーニング店であれば、宅配業者が洋服の回収から仕上がった洋服の配送まで行ってくれます。そのため、店舗まで洋服を持って行ったり引き取りに行ったりする必要がありません。また、宅配クリーニング店によっては、染み抜きや長期保管の無料サービスを行っているお店も。
ただ仕上がりまでに少し日数がかかることや料金相場が高め、店舗選びが難しいというデメリットがあります。
クリーニング屋を選ぶ時に注目すべきポイントは?
たくさんのクリーニング屋の中から自分に合ったお店を選ぶには、どのようなポイントをチェックすれば良いのでしょうか?クリーニング屋選びでぜひチェックして欲しいポイントを5つ紹介します。
料金
クリーニングをお願いする方からすると、料金は安いことに越したことはありませんが、安いだけで汚れが落ちていないとなっては意味がありません。クリーニング屋の相場をチェックして自分の予算と見比べ、そのクリーニング屋のサービスと料金設定が合致しているのかを総合的に判断する必要があります。技術力
クリーニング屋選びの際には技術力のチェックも大切です。ただクリーニング屋を見ただけでは、技術力があるのかないのかは分かりません。そのため、気になっているクリーニング屋があれば、Yシャツなどの簡単なクリーニングから依頼してみると良いでしょう。何度か依頼することで、そのクリーニング屋が丁寧なのか技術力があるのかなどを確認することができます。また、難しいクリーニングを依頼した際に、最初から断るクリーニング屋ではなく、「挑戦してみよう」と探求心のあるクリーニング屋の方が、いつも技術力を磨いていこうという姿勢があることが分かるのでおすすめです。
サービス力
クリーニング屋によって独自のサービスがあります。具体的に言えば、ポイント制や会員向けの割引制度、再仕上げなどでしょう。クリーニング屋の種類によってもサービス内容は異なりますが、サービスが充実している方が消費者の立場から考えると嬉しいですよね。自分の求めるサービスがあるクリーニング屋なのか、仕上がりに納得できない場合には無料で再仕上げを引き受けてくれるのか、などサービス面のチェックも行いましょう。
仕上がり日
クリーニング屋選びでは仕上がり日の確認も必要です。基本的には翌日仕上げであることが理想的。ただクリーニング屋の規模や容量によっては、仕上がりまでに数日がかかることもあるでしょう。しかし、さほど難しいクリーニングではないにも関わらず、仕上がりまでに時間がかかると言われた場合には、そのクリーニング屋の技量の問題かもしれません。一般的にクリーニングは洗濯をして干して仕上げという工程のため、1日から2日あれば仕上げられるはずです。それにも関わらず、簡単なクリーニングで時間がかかるということは、汚れた洋服を放置しているのか作業効率が悪いのかということになります。
汚れた洋服を放置すれば、汚れが染み込んで汚れが落としにくくなることもあるでしょう。クリーニングを依頼する際には、必ず仕上がり日をチェックしてください。
認可店または組合加盟店かどうか
クリーニング屋の中には違法店舗があることも。認可店または組合加盟店かどうかの確認をしましょう。以前、無認可のクリーニング屋がクリーニング事業を行い、「依頼した洋服が戻ってこない」というケースがあり、クリーニング業法の改正によって是正されました。現在では悪徳業者は少なくなっていますが、ごく一部で届出をせず運営しているクリーニング屋が存在している可能性があるため、注意しましょう。東京都周辺の組合加盟店を表す「クリちゃんマーク」や全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の「LDマーク」、厚生労働大臣の認可を受けた「Sマーク」などのマークがあるかをチェックするようにしてください。
クリーニング店の料金相場とは?
店舗別の料金相場をまとめました。地域によって相場は異なりますが、クリーニング屋のおおよその料金相場とはどれくらいなのでしょうか? 早速見ていきましょう。
チェーン店
チェーン店の料金相場は以下の通りです。料金相場 | |
Yシャツ | 200円~400円 |
スーツ上 | 500円~1,500円 |
スーツ下 | 400円~800円 |
セーター | 400円~700円 |
ワンピース | 800円~2,000円 |
ダウンジャケット | 2,000円~2,500円 |
個人クリーニング店
個人クリーニング店の場合、ホームページがないこともあり、なかなか料金相場が把握しにくいです。一般的に、チェーン店や宅配クリーニング店よりも料金相場が高いと言われています。たとえば、スーツのクリーニングの場合、チェーン店であれば上下で1,000円ほどですが、個人クリーニング店であれば2,000円から5,000円ほどです。割高ではあるもののその分サービスが充実していたり、汚れがしっかり落ちていたりなどのメリットがあるため、洋服によって使い分けるというのも良いでしょう。
宅配クリーニング店
宅配クリーニング店の料金相場は以下の通りです。料金相場 | |
Yシャツ | 300円~400円 |
スーツ上 | 700円~1,000円 |
スーツ下 | 700円~800円 |
セーター | 600円~700円 |
ワンピース | 1,300円~1,400円 |
ダウンジャケット | 1,700円~3,000円 |
おすすめの全国チェーンクリーニング店
ここからは、おすすめの全国チェーンクリーニング店とそのお店の特徴を紹介します。